さとう動物病院
 長野県千曲市
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去勢により回復した雄犬の脱毛症(2)
 患者さんは8歳のマルチーズ(雄)です。3年ほど前から全身の脱毛が始まったとのことで受診されました。左上が初診時の写真です。丸裸に近いほど全身性に強い脱毛が認められ、皮膚も張りがなく軟弱な状態でした。未去勢だったのでホルモン性の脱毛症と仮診断し、去勢手術を行いました。右上は2週間後の写真ですが、明らかに発毛が始まっていることがわかります。下の2枚は半年後の写真ですが、同じワンちゃんとは思えないほどふさふさとしています。体重は初診時の3.84kgから、半年後には4.4kgに増加しました。皮膚も弾力のある正常な状態になりました。今回の症例は去勢手術により回復したことから、ホルモン性の脱毛症と考えられました。
 手術直前の写真です。丸裸に近いほどの脱毛が認められました。  手術2週間後の写真です。発毛がかなり見られるようになりました。 
半年後には、見違えるほどふさふさになりました!
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