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患者さんは8歳の雄猫です。強い痒みを伴う皮膚病のために受診されました。1カ月前より顔面に痂皮の形成や脱毛などの症状が出始め、比較的急速に耳介外面、頚部の周囲にも広がりました。病変部皮膚の材料を採取し顕微鏡で検査したところ、たくさんのヒゼンダニを認め、疥癬症と診断しました。 処置は駆虫薬(イベルメクチン)の皮下注射で、ヒゼンダニのライフサイクルを考慮し、10日後、20日後にも同様の処置を繰り返しました。 |
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皮膚の顕微鏡検査で、丸々太ったヒゼンダニ(左上)や、足の長い虫体(右上)、おびただしい数の虫卵(右)が観察されました。 | |||||
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